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あどけない話
智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ。私は驚いて空を見る。桜若葉の間に在るのは、切つても切れないむかしなじみのきれいな空だ。どんよりけむる地平のぼかしはうすもも色の朝のしめりだ。智恵子は遠くを見ながら言ふ。阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に毎日出てゐる青い空が智恵子のほんとの空だといふ。あどけない空の話である。
高村光太郎 智恵子抄より
Vivitar Ultra wide&slimにて撮影。
文学少女をきどっていた中学生の頃、高村光太郎の「智恵子抄」が好きだった。
高村光太郎や智恵子が生きていた頃とくらべてこの国の空は変わったのだろうか?
今私が見ている空はほんとうの空だろうか?
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このページは、じゅんが2008年2月20日 22:17に書いたブログ記事です。
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