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2008年2月20日アーカイブ

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あどけない話

        

智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山あたたらやまの山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
 

          高村光太郎 智恵子抄より

Vivitar Ultra wide&slimにて撮影。

 

文学少女をきどっていた中学生の頃、高村光太郎の「智恵子抄」が好きだった。

高村光太郎や智恵子が生きていた頃とくらべてこの国の空は変わったのだろうか?

 

今私が見ている空はほんとうの空だろうか?

 

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月に負け犬
作詞・作曲:椎名林檎

好きな人や物が多過ぎて
見放されてしまいそうだ
虚勢を張る気は無いのだけれど
取り分け怖いこと等ない
此の河は絶えず流れゆき
一つでも浮かべてはならない
花などが在るだろうか
無い筈だ
僕を認めてよ
明日くたばるかも知れない
だから今すぐ振り絞る
只伝わるものならば
僕に後悔はない
何時も身体を冷やし続けて
無言の季節に立ち竦む
浴びせる罵倒に耳を澄まし
数字ばかりの世に埋まる
上手いこと橋を渡れども
行く先の似た様な途を
未だ走り続けている
其れだけの僕を許してよ
逢いたい人に逢うこともない
だから手の中の全てを
選べない日の出よりも先に
僕が空に投げよう
吐く息が熱くなってゆく
明日くたばるかも知れない
だから今すぐ振り絞る
只伝わるものならば
僕に後悔はない
逢いたい人に逢うこともない
だから手の中の全てを
選べない
日の出よりも先に
僕が空に投げよう

 

■■■■■■■■■■■■

今日はちょっといつもとは趣向を変えて。

 

一時期椎名林檎が好きだった。

突き刺さるような歌詞。

そんなことばが心にしみる今日この頃。

 

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